ホテルのラウンジというと高級でなかなか入りづらいと思う方が多いのではないでしょうか?
私もホテルに勤務する前はラウンジって気軽にお茶を飲める場所ではないように感じていました。
しかし実際にラウンジで働いてみると全くそのようなことはありませんでした。
今回は「ラウンジという場所について」と「スタッフの仕事内容について」を紹介していきたいと思います。
目次
ラウンジについて
ラウンジはチェックイン・アウトをする前に一息ついたり、ランチタイムやティータイムにゆっくりしたり、取引先との打ち合わせで利用したりと様々なお客様がいらっしゃいます。
メニューとしてはコーヒー・紅茶・ハーブティーからソフトドリンクなど希望するほとんどのドリンクが召し上がれるかと思います。
ホテルのラウンジですのでお値段は少々しますが・・・
ちなみに私の勤務先ではブレンドコーヒーですと一杯700円を超えます。
ホテルではカフェや喫茶店にはない「サービス料」というものが存在しているためどうしても値段が高くなってしまうのです。
しかしホテルという非日常の空間でゆったりとした気分で過ごすことができるということが値段以上の価値を生み出すのではないかと思います。
スタッフの仕事
ラウンジスタッフの仕事というとドリンク作成がメインなのでは?と思いますよね。
実際にはオーダーテイクからドリンク作成、お会計の一連の流れをすべて行います。
それらに加えてお客様からケーキの予約を受けたり、新しいケーキを考えてパティシエと相談したり、そのケーキの写真を撮ったりメニューを作ったりと仕事内容は幅広いです。
ラウンジスタッフのやりがい
いつも来てくれる常連のお客様に顔や名前を覚えてもらってお話ができたり、自分の作成したドリンクで笑顔になってくれたり、「ありがとう美味しかったよ!」と言われることが嬉しいです。
常連さんの好みを覚えて言われなくてもそのドリンクを提供できるようにお客様情報を頭にいれておく必要があります。
例えば・・・
- コーヒーにはミルクとシュガーを必ずつけるorつけない
- メニューにないドリンクがお好み
- チェックアウト前には決まってホットミルクを飲む
- コーヒーと一緒にスポーツ新聞を読む
などお客様の好みや習慣に合わせてサービスをすることが楽しいですね。
大変なこと
- 朝やチェックアウト時間、夕方など混み合う時間帯にひたすらオーダーを取り、ドリンクを作り続けること
- 時間帯によっては一人で仕事をする時間があり、ワンオペレーションになってしまうこと
- お客様の入りが読みづらいため席がなくなるほど一度に大人数入ると忙しいこと
ラウンジではレストランのように時間を予約して利用するお客様は少数です。
したがってある程度の混む時間帯は把握できてもそれ以外はどのくらいの客数が何時に入るか分かりません。
一気に座席が埋まり、オーダーが重なった時は本当に焦りますがひとつひとつ冷静にドリンクを作っていくよう心掛けております。
そしてホテルだけでなくサービス業界は人手不足なことが多いためスタッフ一名でラウンジのサービス全てを行う時もあります。
正直控えていただきたい行為
ラウンジを利用されるお客様の中にはまれにスタッフが困ってしまう行為をする方もいらっしゃいます。
スタッフ側の目線からの意見ですのでそこまで意識する必要はありませんが、もしもラウンジを利用する機会がありましたら下記のような行為を控えていただければと思います・・・。
あとはスタッフの連絡先を聞いたり自分の連絡先を押し付けたりする方もいましたがプライベートと仕事は別ですのでこちらも控えていただきたいですね・・・
まとめ
ホテルラウンジはお客様にくつろいでいただくための場所です。
スタッフはその快適な空間を作るための接客を心掛けております。
上記に挙げたことはあくまでも一個人の見解ですので軽い気持ちで見ていただけると幸いです。
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